いい先生とはいい人のこと
いい先生とはどんな先生のことか。教師になるのは誰だってできる。その教科を一生懸命勉強して、教えられるまでになることだ。いい「先生」とは「先」に「生きる」と書く。つまり、いろんな経験を通して、生徒にそのお手本になったり、悩みがあるときにはいい聞き手になることだ。先に生きてきた、経験してきたことを生徒に伝えていける姿が、理想の先生といえる。
いい先生になるには、常に情報をキャッチできるいい感覚をもっているべきだ。
「耳」—を使って、生徒のいまの状況をキャッチする。それは先生同士でもオフィス内で生徒の情報を交換するのもいい。
「目」—生徒のクラス内、外での様子を目でみる。疲れていそうだなとか、何か信号を出していないかを常に目で確認する。
「口」—英語でも英語以外のことでも、助けられることがあったら、一番いい言葉を選んで伝えてあげる。ちょっとした「癒し」の
言葉を言ってあげるのもいいかもしれない。今の時代、いやされることを目的として英会話学校に来ているひとは多い。
インターネットでレッスンを受けられるのに、わざわざ時間を使ってその学校まで行くのは、先生や学校のスタッフにいろ
んなわがままを聞いてもらいたいからだ。
「心」—中でも一番大切なのがこれ。これがなかったら、どんなに言っている言葉が素晴らしくても、行いがすばらしくても、な
にも相手の心に訴えるものがない。心VS心でなければ、生徒の心はつかめない。
情報をキャッチするというのは、生徒のことだけでなく、自分自身が成長しないといけない。テレビを見て今の日本や世界で何が起こっているか、いつも知っておくと、先日のべたロビートークにも花がさく。もちろん、「知っている」ことをひけらかすのもよくない。生徒はただでさえ、先生と同等に英語ができないことで格差を感じている人もいる。どんな相手でも—大人も子供も、私はよくいろんな話があると、「知らない」ふりをよくしていた。たとえば、TV番組のことで話がでると、「何それ?」ととぼけてみたり。嫌いな教科の話をしている学生の生徒がいたら、「すごいね。。。私はその教科苦手だったんだよー」「教えて」とよく言っていた。それで英語以外のことで、生徒が自分を先生よりも上に位置づけることができる。もし、生徒との会話がいつも一方的になってしまう人は、ぜひ今度この方法を試してほしい。
常に、「自分」を出すのでなく、生徒を主体にして自分がそれに対して何ができるのか。。。なかなか時間がない私たちだからこそ、常に考えていたい課題だと思う。